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ポンコツなわたしで、生きていく。|いしかわゆき
¥1,650
SOLD OUT
「あれっ,わたしってポンコツ?」 そんな風に感じることが一瞬でもあれば,この本を手にとって読んでみてください。 本書は,朝も起きられない,約束の時間は守れない,学生時代のアルバイトでは失敗ばかり,就職はしてみたものの「やりたくない」ことが多すぎて続かない,そんなポンコツな著者によるポンコツのための生存戦略です。 『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』(クロスメディア・パブリッシング)で人気の著者が,就職,転職,そしてフリーランスとして独立する過程において,この生きづらい世界を,「いい感じ」に泳げるようになるまでに行ってきたこと,考えてきたことを余すことなくお伝えします。 いま働いている会社を辞めてフリーランスに……でもほんとに大丈夫? と悩んでいる方も,自分はなぜ人と同じようにできないのだろう,このまま働いていてもいいのかしらん? と悩んでいる方も,きっと「いい感じ」の生き方がみつかる,イラスト満載ゆるふわ人生エッセイです。 〈Yoriメモ〉 わたし自身も共感しまくって救いを求めて著者のnoteを見漁っていました… 誰かが作った一つの形にこだわって生きていくなんて勿体無い。いろんな生き方を知れば、自分の人生の選択肢が増え、生きやすくなります。 著者のことをそのまま真似するのも勿論良いですし、この本をきっかけに、他者や会社との適切な距離感が見つめ直すのもすごく良いと思います。 ポンコツな自分を許せないという方の、肩の力を抜いてくれる一冊です。 ページ数:232 判型:四六判
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年収90万円でハッピーライフ|大原扁理
¥814
SOLD OUT
社会的成功に乗り遅れまくっても、待ってるのは楽しすぎる毎日かもしれない。世界一周の旅をしたり、隠居生活をしたり…。きっかけは、社会が求めるフツーの暮らしへの違和感だった。そしてフツーから脱した今、衣食住のノウハウ(日々の献立、部屋の選び方、お金、心身のこと)、人生観まで。文庫のための増補あり。今より少し楽に生きるためのカンペ。 〈Yoriメモ〉 Yoriで度々登場している大原さんの本。 特別豪華な生活はありませんが、社会が提示する生活水準に囚われず、自分の気持ちに素直になって肩の力を抜いて生きる姿に、きっと羨ましくなっちゃいます。 全てではなくとも、この中からひとつでも自分に合った方法が見つかれば、とっても良い習慣になってくれそうな気がします。 ページ数:256 判型:文庫判
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生きるように働く|ナカムラケンタ
¥1,980
自分の時間を生きていたい。 毎月10万人が閲覧する、求人サイト「日本仕事百貨」を運営する著者、初の著書。 植物にとって、生きると働くが分かれていないように、私たちにもオンオフのない時間が流れている――著者自身、そして求人の取材で出会った人たちが、芽を出し、枝を伸ばして、一本の木になっていくまでの話。 ぼくは「日本仕事百貨」という求人サイトを運営している。職場を訪ねてインタビューし、それを求人の記事にまとめる。大切にしているのが、仕事のあるがままを伝えること。(略)求人というと、募集要項がメインとなることも多い。もちろん、福利厚生や給料だって、大切なこと。けれどそれだってひとつの枝葉に過ぎないんじゃないか。それよりも根っこに共感できるか。こちらのほうが大切なんじゃないか。 ――「はじめに」より 本書に登場する方々 西村佳哲さん、シブヤ大学/左京泰明さん、カキモリ/広瀬琢磨さん、福島屋/福島徹さん、DRAFT/宮田識さん、6次元/ナカムラクニオさん、東京R不動産/林厚見さん ほか 〈Yoriメモ〉 私自身も読んでみて、自分ごとのように愛を持って働くことの喜びに触れることができました。それはどこかに勤めることかもしれないし、ひとりでやっていくことかもしれないし、新しく立ち上げることかもしれない。働くって誰もが思うより柔軟で楽しいものです。 今の自分の働き方に自信がない人は、ぜひ「日本仕事百貨」も合わせて見てもらえると楽しんでもらえると思います。↓ https://shigoto100.com ページ数:240 判型:四六判
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共有地をつくる わたしの「実践私有批判」|平川 克美
¥1,980
私有財産なしで、機嫌よく生きてゆく 銭湯、食堂、喫茶店、縁側…… 誰のものでもあり、誰のものでもなく。 『小商い』の終着点を描いた私小説的評論 ミシマ社創業15周年記念企画 『小商いのすすめ』から十年。 消費資本主義がいよいよ行き詰まる中、 「小商いの哲学」を実践するすべての人に贈る。 この社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――本文より 〈Yoriメモ〉 働き方よりも少し大きな話にはなりますが、私たちが何気なく生きている社会のシステム、資本主義社会について考えるきっかけをもらえます。自分達が知らず知らず失っているものや、世の中への違和感を見直すことができる一冊です。
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仕事文脈 vol.15 時間問題
¥770
すごい勢いで世の中が変わっている。おそろしく変わらないことも ある。時間はどこでも同じく流れ、過去も今も未来も誰にでもあるはずなのに、 使い方、感じ方、見えている景色がこんなにも違うのはなぜだろう。年齢、時代、 効率、経験、歴史、それぞれにある時間と仕事のいろいろ。 『仕事文脈』とは? すべてのゆかいな仕事人に捧ぐリトルマガジン、『仕事文脈』。 すてきなくらしの前に、仕事の話を。 流行のあれやこれを買う前に、お金を得る方法を。 勝ったり負けたり夢見たり嘆いたりするよりも、まず働いて生きることを。 気になる働き方、ないようである仕事、なんとかなる生き方など、 仕事のあれこれをとりあげる小さい雑誌です。 〈Yoriメモ〉 仕事を辞めてからも毎日早起きしていますが、一人自分の部屋で好きなことをやっていると、あっという間に夕方です。よく夫に時間管理について怒られますが、私はこの時間の無駄遣いは無駄遣いじゃないと思っています。....本当です。 ページ数:96 判型:A5
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仕事文脈 vol.6 旅と仕事
¥660
仕事ははたらくこと、旅はあそぶこと? 仕事と旅は、対義語か。 あるいは動いて、でかけて、 みつかるかもしれない、しごとや何かいろいろ 働いていると、長い旅行に行けない。 旅ばっかりしてると、ちゃんとした会社には入れない。 この土地に住みたいけど、仕事がない。 この仕事は、この場所でしかできない。 ほんとかな? 移動しているうちになにか見つけたり、 とどまらないことを仕事にしてる人に聞いてみる特集です。 仕事文脈』とは? すべてのゆかいな仕事人に捧ぐリトルマガジン、『仕事文脈』。 すてきなくらしの前に、仕事の話を。 流行のあれやこれを買う前に、お金を得る方法を。 勝ったり負けたり夢見たり嘆いたりするよりも、まず働いて生きることを。 気になる働き方、ないようである仕事、なんとかなる生き方など、 仕事のあれこれをとりあげる小さい雑誌です。 〈Yoriメモ〉 こうある”べき”がない人はどうやっても旅をしてしまうのかも知れません。それはただ遠い距離を移動するのではなく、新しい繋がりやエネルギーを得ることでもあると感じました。自由って怖いけど素敵です。 ページ数:88 判型:A5
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仕事文脈 vol.8 将来と仕事
¥770
「将来どんな仕事をしたいか」。 考えているのは子どもだけ? 大人になっても先のことが不安なこの時代 いつまで働くのか、仕事は変わらないのか、どうやって生きていくのか めざしたり、夢見たり、想像してみたり、若者も大人も考えてみたいろいろ 『仕事文脈』とは? すべてのゆかいな仕事人に捧ぐリトルマガジン、『仕事文脈』。 すてきなくらしの前に、仕事の話を。 流行のあれやこれを買う前に、お金を得る方法を。 勝ったり負けたり夢見たり嘆いたりするよりも、まず働いて生きることを。 気になる働き方、ないようである仕事、なんとかなる生き方など、 仕事のあれこれをとりあげる小さい雑誌です。 〈Yoriメモ〉 自分の成功や正解は一つしかないように思うことがありますが、それって世の中が勝手に言っている嘘なんだなあと安心できます。みんなそれぞれの未来に向けて悩みながら自分なりの答えを探していて、少しホッとしました。 ページ数:96 判型:A5
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仕事文脈 vol.10 Don't work too hard.
¥770
SOLD OUT
カナダぐらしの筆者から届いた、現地でよく言われるというフレーズ「Don't work too hard」. 「全人格を仕事に投入しないとダメみたいな雰囲気がある」日本と、「仕事が人生の全部じゃないという価値観が強い」国、どこがちがうのか。長時間労働、過労死が身近にあるこの国で「一生懸命働かない」ことはできるのか。ひとつのことばから考えてみる仕事のいろいろ。 『仕事文脈』とは? すべてのゆかいな仕事人に捧ぐリトルマガジン、『仕事文脈』。 すてきなくらしの前に、仕事の話を。 流行のあれやこれを買う前に、お金を得る方法を。 勝ったり負けたり夢見たり嘆いたりするよりも、まず働いて生きることを。 気になる働き方、ないようである仕事、なんとかなる生き方など、 仕事のあれこれをとりあげる小さい雑誌です。 〈Yoriメモ〉 疲れた時はゆるめる。やり方を変えてみる。世の中には人の数によって価値観の違いがあって良いと知れる一冊だと思います。 ページ数:96 判型:A5
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わたしをひらくしごと
¥1,870
「働くこと=生きること」な15人のインタビュー集 花屋、革職人、獣医師、ダンサー、デザイナー、冒険家・・・他の誰とも似ていない仕事・働き方をしている、「肩書き=自分自身」という15人のインタビュー集。いまを生きる私たちの視野や価値観を広げてくれる、仕事や人生におけるヒントが満載の一冊です。 〈Yoriメモ〉 色んな方のエピソードが聞けてとっても楽しく、自分の仕事に対する世界が開ける一冊です。 何かを始めるきっかけは人それぞれで、そんなノリでいいの!?みたいなヒョイッと始めたりキャリアチェンジする方もいらっしゃったり。 それぞれ自分なりの仕事の魅力を見い出して行動されている姿にワクワクしますよ。 ページ数:288 判型:
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ちゃぶ台9 特集:書店、再び共有地
¥1,980
特集:書店、再び共有地 現代に生きる「共有地」たりうる本屋さんを渾身取材!! 〈Seesaw Books/ブックカフェ「フルハウス」/栞日/Antenna Books & Cafe ココシバ/ポルベニールブックストア/ブックハウスひびうた/毎日食堂 MAINICHI STORE/ウィー東城店/汽水空港/うなぎBOOKS 旧塚本邸〉 ◎特集対談 平川克美×辻山良雄 「小商いをはじめたら、共有地ができてしまった———喫茶店店主と書店店主が語る」 *特集に寄せて 社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――平川克美『共有地をつくる』 この一文のあと平川さんは、「国家のものでもないし、『私』のものでもない」、「自分一人で生きてゆくのではなく、かといって誰かにもたれかかって生きているわけでもない場所」と共有地を定義づけます。たとえば、喫茶店、銭湯、居酒屋、縁側など。 これを読んだときすぐに、間違いなく書店もそうだ、と直感しました。なぜなら、私たち(ミシマ社)は書店さんと日々、直取引をおこなうなかで、書店という場が読者、のみならず地域の人たちにとってどんどん「共有地化」しているのを感じていたからです。 いえ、なにも急に起こった現象ではありません。むしろ逆で、かつてはほとんどすべての書店がそうだった。そして、一部はそうでなくなっていた。が、いま再び共有地となっている本屋さんが次々と現れている。同時にその姿はかつてと同じではない。つまり、強すぎる地縁や共同体意識などから解放されてある。 かつてあった、ということは今もできるという裏返し。 かつて、と違うかたちなのは、現代社会が希求するかたちへ変形したということ。 現代の共有地はこうしたふたつの希望を抱えて現出してきつつあるのではないでしょうか。 本特集では、現代に生きる共有地たりうる本屋さんを、普段よりお付き合いさせていただいているミシマ社の営業メンバーたちが取材しました。 ――本誌編集長 三島邦弘 〈Yoriメモ〉 ただの場所やビジネスじゃない「共有地」を、それぞれの言葉や理念を持って取り組まれている人たちの熱が直に伝わってくる特集です。何かを始めたい人や既に始めている方は絶対に見てほしい… そして純粋に本屋紹介やエッセイ等もめちゃくちゃ楽しめる上にボリュームが凄くて胸が熱くなりました。 ページ数:208 判型:四六判変形
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山小屋ガールの癒されない日々|吉玉サキ
¥1,540
SOLD OUT
ウェブメディア「cakes」の人気連載が書籍化! 山小屋にお風呂はある? 腹が立つお客さんはいる? スタッフの人間関係は? 北アルプスで10年働いた著者が隅から隅まで描く山小屋生活。 〈Yoriメモ〉 山小屋、行ったことありますか? 恐らく行ったこともなければ、ましてや働いたこともない方がほとんどかと思います。 この本は山小屋での生活で人との出会い、大変さ、面白さを見つけられる魅力の詰まった本であり、何より、世の中の正しさなんてあってないようなもので、結局自分の思う豊かさが全てだと思わせてくれたりします。 ページ数:232 判型:B6
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酒場っ子|パリッコ
¥1,650
SOLD OUT
安い! 嬉しい! 楽しい! 大好き! 雑誌、WEBのお酒、酒場についての文章ではもはや欠かすことのできない、今、最も信頼のおける書き手である酒場ライター・パリッコが、 これまでの酒場歩きの総決算となるエッセイ集をついに刊行! 右肩下がり時代のまったく新しいリアルな飲み歩き。どこでも楽しく飲むには。 「酒場」という奥深い世界に癒しとエンターテイメントの両方を求めて通う同志の方々へ。 「興味はあるけど、まだ渋い酒場に入っていく勇気がない」という方々へ。すべての呑兵衛たちへ。今夜のお酒のおともに、あるいは休肝日のおともに。 《Yoriメモ》 ご近所にある「店の前は通るけど行ったことのない酒場」がめちゃくちゃ気になってくるこの本。 コスパが重視される世の中ですが、今日は下調べ無しで気になっていたお店のドアを開けてみるのもアリだなって思わせてくれます。そして読後は何故かほろ酔い気分になります。 ページ数:320 判型:四六判
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13坪の本屋の奇跡|木村 元彦
¥1,870
SOLD OUT
いま「町の本屋」が消えていっている。 本が売れないから、というのは理由のひとつでしかない。 そこには、「売りたい本が来ないから」という理由がある。「いらない本が送りつけられるから」という理由もある。 どういうことだろうかーー 創業70周年を迎えた大阪・谷六のわずか13坪の本屋「隆祥館書店」からいまの出版業界はどう見えるのか? ジャーナリスト木村元彦が、町の本屋の「闘い」を丹念に描きだす。 《Yoriメモ》 皆さんは街の本屋さんには行きますか? 毎年本屋が減っていると嘆かれていますが、それを止めるために、街の本屋さんが皆さんの知らない水面下で闘っています。自分の家の近くにある本屋さん、昔お世話になった本屋さん、そして今自分の本棚にある本との出会いに感謝したくなる一冊です。私もとても尊敬しています。 ページ数:200 判型:A5変形
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ぼそぼそ声のフェミニズム|栗田隆子
¥1,980
就活・婚活、非正規雇用、貧困、ハラスメント、#MeToo…… 現在の社会が見ないようにしてきた問題を、さらには、それと闘うはずのフェミニズム理論や社会運動からすらこぼれ落ちてきたものを拾い集めて、つぶやき続ける――〈私〉が、そして〈あなた〉が「なかったこと」にされないために。 「弱さ」と共にある、これからのフェミニズムのかたち。 《Yoriメモ》 厄介者に見られるのが嫌で、学んでしまえば、自分の生きてきた中で積み重なったモヤモヤや問題の輪郭がはっきりして、それを解決しようと奮闘する。その際に面倒なやつだと言う顔をした人が現れる。私はそれがずっと怖かったように思います。 それでも私たちはフェミニズムについて知らなければならないし、「女だから」とか「女のくせに」を直線的に言われずとも感じてきた違和感の正体をそのままにしてはいけない。自分を大切にする気持ちを今ひとつ心に感じて欲しいです。今たくさんの本が出ていますが、かなり手に取りやすい内容を拾ってくれている一冊です。 ページ数:224 判型:四六判
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いつも旅のなか|角田光代
¥616
SOLD OUT
仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆこう ロシアの国境で居丈高な巨人職員に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅の記録。 《Yoriメモ》 角田さんの旅の話は、時間が経ってもう一度本を開いても色褪せずに何度も楽しめる本。いっている国は私が行ったこともないし見たこともない場所ですが、角田さんが語る言葉は、私の知っているどこかの風景や感情を連れてきてくれて、心にするりと入ってくるんです。 ページ数:288 判型:文庫判
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ひとり暮しの戦後史|塩沢美代子・島田とみ子
¥902
戦争に夫と家族を奪われ,一人で生きることを余儀なくされた女性たち.生活苦に追われ,生きる権利をおびやかされながらも,戦後三十年を生き抜いてきた様々な生活史を伝える.日本社会の制度や慣習が,女性の自立を阻む現実.彼女たちの生の声をもとに,その苦闘の軌跡をたどっていく. 《Yoriメモ》 こちらの本は1975年に刊行された書籍であり、戦争の影響により独り身を余儀なくされた人たちが老いが進むにつれて大きくなる課題を取り上げています。 一見今はもう関係ないように見える話ですが、ただの昔話や苦労話とは違い、戦後と変わらない生きにくさ、女性差別が未だに解決していないことが分かります。 ページ数:226 判型:新書判
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思いがけず利他|中島岳志
¥1,760
SOLD OUT
It’s automatic!? 誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。 東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著! 今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。 自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。 * 偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。 しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より 本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。 「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より 意思や利害計算や合理性の「そと」で、私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは? 《Yoriメモ》 今まで生きてきた中で、「利他」という言葉に焦点を当ててじっくり物事を考えたことはありませんでしたが、 今回この本を読んで、「利他」というテーマがこんなにも人間らしさや、他人との繋がり方を問う材料になり得るということに、がっちり心を掴まれてしまいました。 読んでいると、ひとつひとつ頭の中のピースを埋めていってくれるような感覚になり、ページを捲る手が止まりませんでした。すごく面白かったです。 ページ数:184 判型:四六判並製形
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カレーの教科書|石倉ヒロユキ/シャンカール・ノグチ
¥3,960
日本の国民食カレーを、社会・理科・家庭・国語といった教科的な視点から見ていきます。 香辛料の歴史、世界のカレー、スパイス図鑑、調理法など、カレーのあれこれが満載! <掲載項目> ●インド人のカレーの食べ方●スパイス&ハーブ図鑑●軍艦カレー●世界のカレー味マップ ●昔の料理書を読んでみよう●栄養のあるカレー●全国レトルトカレーマップ ●カレーってどんな色?●正しいキャンプカレーの作り方 など 《Yoriメモ》 日本でのカレーの知識が大人も子供も楽しみながら学べる一冊。自由研究みたいで楽しいです。 この一冊があれば家族みんなでカレーマスターになれます。 ページ数:64 判型:A4変形
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時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。
¥1,870
和田靜香(著) 小川淳也(取材協力) 50代、単身、フリーランス、お金なし。さらにコロナ禍でバイトをクビに。ライターと国会議員・小川淳也さんが繰り広げた“政治問答365日” 息が詰まるほど不安で苦しい生活が続くのは、「私のせい」? まったく分からない“不安”の正体を知るべく降り立ったのは、永田町・衆議院第二議員会館。 この「分からない」を解決するために、国会議員の小川さんに直接聞いてみることにした。 映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』で話題の国会議員・小川淳也に、相撲・音楽ライターとして活動する和田靜香が、生きづらさの原因を直接ぶつけた汗と涙の激論の数々! お金、住まい、税金、働き方、ジェンダーなど、人それぞれが抱える悩みを政治の力を使って解決へ導く一冊。 ーーーー 日本はこれからどうなっちゃうんだろう? 私はここで、どう生きたらいいんだろう? 願いはある。一人もとりこぼされることなく、全員があたりまえに安心できる暮らしが保証されることを。誰かが助かるために、誰かが蹴落とされないことを。今日の誰かの営みが、誰かの明日を創ることを。分かち合い、共にあることを。強く、強く、願う。私はそういう社会に生きたい。そうでないと生きることが難しい。絶対的死活問題だ。 じゃあ、そのために、私はどうすればいいんだろう? それが分からなくて、知りたくて、2020年11月、私は東京の地下鉄・永田町の駅に降り立った。向かうのは衆議院第二議員会館。国会議員に、直接聞いてみることにした。 えっ? 何を考えてんだ、あんた? 大丈夫。ムチャなのは知っている。私はたいていの場合、そんな風に生きてきた。あとさき考えず、思うままに、やみくもに。私は自分の「分からない」をぶつけに行くことにした。高まる気持ちはまるで道場やぶりだ。当たって砕けろ! ドンドンドンッ、たのもーーーーっ! ──はじめに「コロナ禍の前から私はずっと不安だった」より 《Yoriメモ》 「今の日本がやばいのはなんとなくわかっているけれど、とにかく選挙に行けと言われましてもよくわかりません!」という方に是非に読んでほしい。他人事ではいられなくなるんじゃないかなあと思います。 もちろんこの一冊だけで今の日本がわかるのかと言われるとそうではなく、ものすごーく多角的に見ることが絶対に必要です。でも日本の政治や仕組みに関してものすごく足を踏み入れやすいので、必ず考えるきっかけになってくれる一冊です。 ページ数:280 判型:四六判 装丁:松田行正+杉本聖士
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猫と生きる|猫沢 エミ
¥1,760
ミュージシャン、文筆家の猫沢エミとパリに渡った一匹の猫の物語。8年ぶり、待望の復刊。新規の書き下ろしを80ページ加え、新たな運命の猫との出逢い・別れの物語を特別収録。 《Yoriメモ》 奇跡の集合体が寄り集まった、まるでひとつの作品のような猫沢さんの波瀾万丈な人生。心地よくコロコロ転がるような文章に読む手が止まらないです。 特に猫ちゃんたちへ注ぐ愛情や日々力強く生きていく姿が映し出された文章に、心が動かされます。ペットは幸せにしてあげたい存在でもあるし、同時に幸せを与えてくれる”対等な存在”であることを教えてくれます。この世の全てのペットたちの幸せを願わずにはいられない一冊でした。
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XD MAGAZINE VOL.3
¥550
「私たちが今、選びたい価値」をテーマに創刊したXD MAGAZINE。消費者=顧客目線で日常やカルチャー、ビジネスの諸ジャンルを切り取ることを目標に、”日常の価値を問い直すビジネス・カルチャーマガジン”として、さまざまな動詞を特集テーマとして掲げていきます。 Vol.3の特集テーマは「聞く」。情報技術が発展した現代において、気軽に情報を届けられるようになったことにより、私たち一人ひとりが情報や意見の発信者/受信者となりました。しかしツールが発達することで大きな「見出し」ばかりが目立ち、日常の小さなコミュニケーションが大事にされないケースもまた増えている実感もあります。そんな今だからこそ、本特集では、改めて「聞く」ことの大切さに焦点を当てていきます。 「聞く」というと、相手の発言や周りの音を拾う受動的な行為という印象が強いかもしれませんが、意識のありようによっては、発話者の感情や意識によって左右されることもある、主体的な動作でもあります。また、人の本能的な知覚の一つでもあります。言葉やテキスト、写真といった視覚的情報が目まぐるしく流れる中で、ある意味「丁寧」であり続ける「聞く」行為を通して、日々のコミュニケーションで大切な価値観を探っていきます。 特集の前半では、様々なジャンルの動きや研究などを通して、「聞き」取る音などを含めて、「聞く」という行為が何なのかを探ります。後半では、より個人の視点に焦点を当て、各々が取り組む「聞く」を紹介していきます。 《Yoriメモ》 「聞く」ことに対してこんなにも考えている人がいることと、自分たちは「聞く」という行為の関して、既に豊かな多様性の中にいるいることを知ることができます。それぞれの聞き方。それに対する届け方が様々な形で取り上げられています。 判型:A4
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XD MAGAZINE VOL.2
¥550
「私たちが今、選びたい価値」をテーマに創刊したXD MAGAZINE。2号目からは、消費者=顧客目線で日常やカルチャー、ビジネスの諸ジャンルを切り取ることを目標に、”日常の価値を問い直すビジネス・カルチャーマガジン”として、さまざまな動詞を特集テーマとして掲げていきます。 Vol.2の特集テーマは「学ぶ」。学ぶということは積極的な行為で、自分を更新することでもあり、新たな視点を取り入れて見直すことでもあります。 特集の前半では、更新する土台の「自分」らしさを考え、個性と向き合っていくために、多様な立場の表現や姿勢を見ていきます。後半では「学ぶ」ことの意味を広げて、「教育の現場」をふくめて、さまざまなシーンを多角的に取り上げていきます。知識を詰め込むだけではない、あらゆる「学ぶ」という視点を掘り下げていきます。 《Yoriメモ》 本書の中で色んな目線で切り取られた「学び」は、よりたくさんの人に受け取られるべき「栄養」に返還されているかのようです。届いて欲しい… 読み進めるほどにワクワクできて、考えるチャンスを自分自身に与えているような感覚です。 ぜひ読んだ後は感想を発信して欲しいなと思う一冊です。 ページ数:144 判型:A4
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三流のすすめ|安田 登
¥1,760
SOLD OUT
三流=多流(いろいろなことができる人)。 □一つに決めない □目標を持たない □天才ではない □ほとんどガマンしない □評価されない …こうした「ない」が、これからは尊ばれる! 古典の知恵と鋭い洞察が導く、今を生きるヒント。 本当は一流をめざすことができないのに、周囲の期待に流されてめざしちゃったりする人もいます。本当は人生を楽しむことが一番得意な人なのに、毎日がとてもつらくなる。そういう人は一流をめざすことはきっぱりやめて、三流にシフトしたほうがいいと私は思います。本書は、そういう方のための本です。――本文より 三流とは、一人ひとりの可能性を最大限に大切にする生き方。 ポストコロナ期の処世術にして希望の書。 《Yoriメモ》 表紙で人が木陰でOKポーズしたまま寝てるので、かなり緩いイメージのある本ですが実際はかなり鋭い切り口で「三流」が語られています。 正直「だめなままでいいんだよ〜」みたいな言葉が欲しくてこの本を購入したらなかなかびっくりすると思います。 びっくりはしてしまいますが、著者の安田さん自らが、”「三流」が才能である”ことを証明してしまっているかなりシビれる一冊です! 自分の考えのコマがかなり進んで世界が広がります。 ページ数:256 判型:四六判並製 装丁:寄藤文平・古屋郁美(文平銀座)
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菌の声を聴け|渡邉格・麻里子
¥1,980
SOLD OUT
コロナ禍で「新しい生活様式」が謳われるようになるずっと前から、千葉、岡山、そして鳥取・智頭町へと移転しながら、新しい生き方を実践してきたタルマーリー。 パンとビールの源泉をとことん探って見えた、モノ作りに欠かせないもの。それは… 地域で循環する環境と経済、そして、技術と機械だった。 ベストセラー『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』から8年。 菌に導かれ、原理主義的な息苦しさを脱し、未来への手ごたえをつかんだ記録。 「カビを食べる人」のパンとビール作りが未来の共生社会を拓く――山極壽一氏、推薦 【パブリシティも続々!】 ◎様々な領域と呼応する思想が、一冊の中に詰まっている。 ――中島岳志さん(2021年6月26日、毎日新聞朝刊) ◎この本の特徴は何度でも読み返したくなる点にある。それは本書が多面的な顔を持つからであろう。パン、ビールづくりの新しい技術論、地域循環の可能性を語る内発的発展論、豊かさとは何かを語る社会論、資本主義の本質を突く経済論、そして地域に根づく新しい家族関係論などである。 ――小田切徳美さん(2021年6月19日、山陰中央新報朝刊) ◎その他、日本経済新聞朝刊(2021年7月10日)、「Discover Japan」2021年7月号、「週刊東洋経済」2021年7月10日号、「Meet Regional」2021年8月号、「pen」2021年9月号などでも紹介! ◎「婦人公論」2021年8月10日号、「クロワッサン」2021年8月10日号には著者インタビュー掲載! 〈Yoriメモ〉 思い描くものに対して行動し続ける姿に背中を押されるし、ひとは突き動かされるとここまで出来てしまうのか…と、ある種恐れ慄く感情が生まれました。 そして何よりもページをめくるごとに目まぐるしく変わるストーリーが面白すぎる。 菌のこと、パン・ビールのこと、仕事場でのこと、家族・子育てのこと、暮らす場所のこと。たくさんの場面場面を全て全力で挑み続ける様に、ノンフィクションであることを完全に忘れてしまいます。 後半に登場するマリさん目線のお話も、これまたたまらないのです。 ページ数:256 判型:四六判並製
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