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かえるの哲学|アーノルド・ローベル
¥935
大人になった今もう一度出会いたい、 がまくんとかえるくんの50の言葉を集めました。 内気でのんびり屋のがまくんと、お人好しで行動派のかえるくん。 仲良しのふたりは、やさしく相手に語りかけ、失敗すれば励まし、ときに独りごちます。シンプルで何気ないのに心にしみる、そんな彼らの言葉を、シリーズ全20作のお話の中から50選んで一冊の本にしました。 ふたりのかえるのおかしくもあたたかい友情の日々を描いた「がまくんとかえるくん」シリーズは、1970年の『ふたりは ともだち』(日本語版は1972年 文化出版局より)刊行以来、世界中の子どもたちを楽しませてきたロングセラー。日本では長らく、小学2年生の国語の教科書に採用されている名作ですが、大人になって久しぶりに「がまくんとかえるくん」の言葉に触れ、子ども時代とは違う感動を覚える方も多いようです。 英語の原文と絵、そして作家の三木卓さんによる名訳で味わう「かえるの哲学」。巻末には、現代の読者たちに向けた三木さんからのメッセージも収録しています。文庫サイズで、いつもそばに置いておきたいデザイン。大切なひとへのプレゼントにも、ぜひどうぞ。 《Yoriメモ》 こっそりポケットやカバンに忍ばせておいて、心の中でいつまでも反芻していたい言葉を 移動時間中にでも見つけてほしいなと思います。 とっても懐かしいがまくんとかえるくん。小学生の頃は日本語のみしか載っていなかったので全く思いもしませんでしたが、あったかな翻訳に心が緩みます。 ページ数:112 判型:文庫判アジロ綴じ
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傷を愛せるか|宮地尚子
¥792
たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること―。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。 〈Yoriメモ〉 タイトルから来るイメージとは裏腹に、重すぎず軽すぎない、著者の日々や旅の記憶が丁寧に綴られていくエッセイです。 傷つけられた箇所は、傷跡として残ります。 それらを著者は、「これさえあれば大丈夫」という安易な対処ではなく、ひとつひとつ手元に掬い上げて、丁寧に気持ちを巡らせ、少しずつ話してくれます。 それは単に弱い自分を一瞬で強くしてくれたり慰めてくれるといった大きい強い言葉ではなく、 弱いままで生きることの強さを心から肯定してくれ、生き続けることを見守ってくれるような、そんな気持ちを与えてくれます。 傷と共に生きる私たちの心に、一筋の光のような文章がさらさらと心に沁み渡ります。 手元に置いて何度も何度も読み返したい一冊です。 ページ数:240 判型:文庫判
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世の中と足並みがそろわない|ふかわりょう
¥649
SOLD OUT
女性を下の名前で呼べない。「二子玉(にこたま)」と言いたくない。可愛げある「隙(すき)」が作れない。そして、この本のタイトルがやっぱり気に入らない――。世の中と折り合えない「不器用すぎる芸人」ふかわりょうが、日頃から抱く些細な違和感をタネに縦横無尽に持論を展開。ここで出会ったのも何かの縁。その独特なこだわりに呆れつつも、くすりと共感してしまう、歪(いびつ)で愉快なふかわワールドをご堪能あれ。 〈Yoriメモ〉 いつもイベントに出店していると、 色んな出店者さんやお客さんに出会います。 「ああ軽やかで爽やかだなあ」 「ああ謙虚で笑顔が素敵だなあ」 「ああおしゃれで可愛いなあ」 ああ…と思ってばかりな日もあるわけで。 いつもいつもではないけど、 変にこだわってしまう面倒なところや、 社会人として生きる人の大半ができることが 出来ないところ、ちょっと周りを「ん?」と 変な空気にさせてしまうところ。 そういった世の中とちょっと噛み合わない自分と、周りのキラキラした人とを比べて、 ほんの少し孤独を感じてしまう時があります。 そんなちょっと寂しい時にこの本を開くと、 ちょっと笑えて、ちょっと心がほぐれてきます。 ページ数:233 判型:文庫判
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東京あたふた族|益田ミリ
¥1,760
あたふた族は、せわしない。 なにを隠そうわたしもその一員である。 デビュー直前までを描いた「上京物語」、 コロナ前と後の日常(朝日新聞連載「オトナになった女子たちへ」)、 「終電後」「のび太と遊んだ空き地」など味わい深い随筆作品… 3部構成で贈る、長編小説のようなエッセイ集。 大人気エッセイ『しあわせしりとり』から3年半、待望の刊行! *** *** *** わたしには掟があった。「見つけた不動産屋に絶対入る」という恐ろしい掟である。――「部屋探し」 自分を試してみたい気持ち。家族と離れたくない気持ち。行くか行かぬかずいぶん迷った末に出てきた東京だった。――「ひとり暮らし」 そしてわたしは夜を手にいれた。――「新しい自分に」 決戦の日がきた。管理人さん立ち会いのもとおじさんがうちに苦情を言いにくる日である。――「真夜中の事件」 第1章「上京物語」より *** *** *** ★☆★初版限定!「あたふた東京タワー」写真付!★☆★ 〈Yoriメモ〉 ふふっと思わず笑みが溢れてしまう著者のエッセイ。ページを開けば、慌ただしい日々の中に、ポツンとのんびりできる喫茶店が現れたかのような安心感。のんびりとした時間のお供にも、通勤中や休憩時間にフラッと読むのにもぴったりです。 ページ数:280 判型:四六判変形
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1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい|小沼理
¥1,980
日記を書くことは、日本で生きているゲイ男性の1人としての「アクティヴィズム」でもあった‒‒ 新型コロナウイルス、東京オリンピック、元首相銃撃事件。著しい社会変化があった3度の夏、それでも生活は続いていく。 迷い、怒り、喜び、苦しみ、考え、先へ向かう、注目のフリーランスライターによる3年間の日記。 私はエラー。この感覚は今も続く。「自分がかかわると事態は必ず悪い方へ進む」というイメージも、やっぱり消えない。でも、それで構わない。身につけてきた生き抜く術に愛着をもっているから、人生をやり直したいとは思わない。そう思えるところまではたどり着いた。今は社会の構造や風潮に問題があると知っていて、変えていきたいと思う。個人的な実感から構造を問う文学や映画、音楽の存在に励まされている。ひどいニュースを見るたび、いい加減にしてくれ、と怒りたくなる。その力で、先へ向かおうとすることはできる。足取りに自信がなくても、進みたい方向ははっきりわかっている。(本文より) 〈Yoriメモ〉 何気無い一文に感じ取れる著者の人柄。どんなことに関心があるのか、どんなことを大切にしているのか。1人の人の生活の記録を通して、人は一面ではなく、多面的な存在なんだなと改めて実感しました。 ひとつの事柄や肩書きでその人を表すことは不可能ではあるけれど、その多面性を伝え切るのが難しい今の世の中。 たくさんの言動が切り取られ、そこだけで判断されることが増えました。 それでも日記の中は自由です。自分が認める限り、どんな自分も自分でいられる、肯定も否定もない世界です。 自分の中にある色んな一面を記録しておける、心のシェルターだと思います。 あの時自分はどうだったかなあと振り返るきっかけにもなる一冊なので、自分ごとにも落とし込んで楽しんで読んでみてください。 ページ数:272 判型:四六判
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へんしん不要|餅井アンナ
¥1,540
SOLD OUT
心も体も防御力低め、四季折々の不調にやられ、落ち込みがちな日々をつづり、宛先のない手紙を書き続けた二年間。書くことで見つけた、あたらしい景色と生きる自信。不安な時代に向き合う姿勢に、希望を感じる一冊。注目のライター餅井アンナ、初の単著です。 〈Yoriメモ〉 始まりはネガティブな理由かもしれませんが、自分で自分の道を選んで、社会が強いてきた道を選ばなかった著者にちょっと勇気をもらえます。 生きていく中で増えていく不安に、「そのままでいい」と光を灯してくれます。 ページ数:152 判型:B6変
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コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集
¥1,100
「勉強しないとダメですか?」「カッコよくなりたい」「死んだらどうなるの?」みんながモヤモヤする100の問いにコジコジが答えます。想像のはるか上をゆく回答の数々に驚き、笑い、ときに立ち止まってしまう。さくらももこさんが大切にしたコジコジのエッセンスを凝縮した1冊です。 さくらももこさんと親交のあった哲学者・土屋賢二さんの解説つき。 東京・立川のPLAY! MUSEUMで開催の「コジコジ万博」(2022年4月23日から7月10日)にあわせて刊行するポケットブックです。 http://bluesheep.jp/ さくら ももこ(著/文 | イラスト)永岡 綾(編集)奥山 千尋(編集) 《Yoriメモ》 拍子抜けしてしまう言葉ばかりで、私たち人間は笑っちゃうくらい考えこんでしまう生き物なんだなあと気付かされます… コジコジの言葉に笑ったりスッキリさせられて、読んだ後忘れてしまっても、いつか何かあった時、きっとどこかで思い出して助けてくれる言葉がたくさんのっています。 小さいサイズの本なのでどこにでも忍ばせておけますよ。 ページ数:112 判型:A6
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文にあたる|牟田都子
¥1,760
SOLD OUT
人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について——思いのたけを綴った初めての本。 -------------------------------------- 〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。 無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。 1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは? 知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。 〈Yoriメモ〉 校閲者である牟田さんの日々の想いを綴った一冊。 柔らかだけどまっすぐな文章、言葉や文章に向き合う牟田さんの熱量。静かに心に沁みて、より良い時間を与えてくれます。 本に関わる人の想いに触れることで、また一層読書が好きになります。 ページ数:256 判型:四六判
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水上バス浅草行き|岡本真帆
¥1,870
SOLD OUT
〈Yoriメモ〉 短歌初心者を置いて行かない、とても親しみやすさのある岡本さんの歌集。 一首一首少し思いを馳せてみると、爽やかで温かくて、それでいてちょっと切なくてキュンとしてしまうような情景が浮かび上がります。きっと思わず微笑んでしまいますよ。 ぜひ皆さんの何気ない日常を掬い上げるようにページをめくってみてください。 ページ数:168 判型:B6変形
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途上の旅|若菜晃子
¥1,760
SOLD OUT
人間は常に自然のただなかにいる。 そしてそのことをいつも忘れてしまう。 私はそれを全身で感じるために、旅に出ているのかもしれない。(本文より) 登山の専門出版社の編集者を経て、文筆家として活躍する著者の旅の随筆集第2弾。様々な国の旅の記憶や広がる思考を、読者が体感できるような、濃やかで静謐な文章で綴る。旅先はカナダやモロッコ、ネパール、チリなど。前作『旅の断片』は第5回斎藤茂太賞を受賞。 〈Yoriメモ〉 これを読んで最初に出てきた気持ちが、「朗読会とかで読んで欲しい1冊だ」でした。ページを捲るたびに、その時その時の情景が、心に沁みてくるのが肌感覚で伝わってきます。 旅のエッセイではありますが、遠い大地に思いを馳せることはもちろん、自分の近くにある自然や街並みなど、普段見過ごしていた美しさを再発見するきっかけをもらえそうな一冊です。 ページ数:320 サイズ:175*115mm
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長い旅の途上|星野道夫
¥858
SOLD OUT
きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ。1996年、カムチャツカで熊に襲われて世を去った著者が残した、最後のメッセージ。過酷な自然に生きる人間や動植物、そして極北の大地に注がれたまなざし。人生の豊かさとは、人間の幸とは、いま改めて我々に問いかける静かな声がここにある。 〈Yoriメモ〉 ネットで検索すればたくさん出てくる大自然の画像。 聳え立つ山脈やクジラのジャンプ、オーロラなど、画面上では何度も見たことがあるはずなのに、どこか絵空事のようで、一度も現実に存在していると思い切ることが出来ていなかったように思います。 著者の文章や写真に触れると、そういう自分の大自然に対する霧がかったイメージからみるみる解放されて、心に豊かさをもたらしてくれます。 自然が作る時間軸に身を任せてみると、自分の未来に対する不安や過去に対する執着が次第に薄れていくので、今悩みを抱えている人は、ちょっと休憩する気持ちでこちらを読んでみるのをおすすめします。 ページ数:299 判型:文庫判
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せいいっぱいの悪口|堀 静香
¥1,870
SOLD OUT
今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) --詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。 2019年秋の文学フリマ東京で発売後、評判が評判を呼び、増刷を重ね、個人誌にも関わらず1,000部完売したZINE『せいいっぱいの悪口』。 本書は、同ZINEに大幅な新規原稿と加筆・修正を加えたものになります。 百万年書房の新レーベル「暮らし」、第1弾。 〈Yoriメモ〉 自分の記憶や実体験ではないのに、自分の過去の記憶が切実に迫ってくるエッセイ。 きっと切り取っている部分は長い人生の一瞬一瞬の感情の起伏。だけどだからこそ美しく、喉の奥をキュッとさせる文章です。 自分の絶望やどうしようもなさや寂しさは自分自身でしか持ち得ないけれど、ページを捲るたびに、自分以外の人もまた別の絶望を抱えて、同じ世の中を生きているんだなあとじんわり感じることができる一冊です。 ページ数:224 判型:四六判変形
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今日でなくてもいい|佐野洋子
¥1,870
SOLD OUT
生きる意味を考え、死ぬさまを見続けた佐野洋子。珠玉のエッセイのなかから、死・生・老いをテーマに書かれた作品を再編集。今なお私たちに問いかける力強いエッセイを厳選収録する。 〈Yoriメモ〉 絵本 100万回生きたねこを手かげた著者の生死観がわかるエッセイ集。 冒頭からドキッとする内容で始まりますが、著者の経験から来る潔さや覚悟が感じられました。 真っ直ぐ老いや死に向き合える覚悟は、1日やそこらでは培われませんが、自分も周りの人にもいつか訪れる老いや死を考えさせられるきっかけになります。 ページ数:240 判型:四六判
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真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け|沢野ひとし
¥1,100
イラストレーター、エッセイストで自由気ままな旅人・沢野ひとしが、 これまでの人生であちこち飛びまわってきた旅の数々を じんわりと振り返ったら、本になった。 ひとり旅、山旅、海外長期旅、家族旅……。 そしてそこで出会った忘れがたい人たち。 旅の楽しさとわびしさを、おなじみのリリカルな絵と 独特の筆致で綴った28篇のイラスト×エッセイ。 〈Yoriメモ〉 Yoriでちょいちょい置いている『わたしの旅ブックス』シリーズ。 著者の旅の思い出を振り返る一冊ですが、読み進めるうちに、自分の中にある旅の思い出も掘り起こされてくる感覚です。 特段エピソードに共感するわけでもなく、楽しいだけが旅じゃないことを教えてくれる一冊でもありますが、いつに間にか著者が語る旅の魅力に取り憑かれ、どこに行こうかなと考えている自分がいて、私にとってはとても楽しい本でした。 ページ数:304 判型: B6変型判
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『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』|パリッコ/スズキナオ
¥1,980
*パリッコさん、スズキナオさんの直筆サイン入りです! 「デイリーポータルZ」の人気企画を厳選し書籍化。〈ただ、酒を飲むだけ〉のユニット「酒の穴」のパリッコとスズキナオによる、上機嫌な対話エッセイ集。「展望飲み」「冷やしアメリカ」「ニセ正月」「弁当将棋」……、いつもより幸せのギアを一段階上に入れて、〈無駄と余剰〉の可能性を追求する全26編。 〈Yoriメモ〉 ふたりの作品を見ていると、やっぱり大人って自由で最高だなっていつも思います。生活に溶け込んだ楽しみを拾い集めて、丁寧に楽しめる大人をわたしも目指したいですね〜 タイトルにもある企画の他に、サイゼリヤ版ぐるナイゴチ企画をやるなど、自分もやってみたい!と絶対に思える楽しみが見つかる一冊です。 ページ数:327 版型:四六変形判
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帰ってきた日々ごはん〈9〉|高山 なおみ
¥1,430
SOLD OUT
そもそも、自分らしいって何? 料理家、高山なおみさんの日記エッセイ『帰ってきた 日々ごはん』シリーズ第9巻。 神戸でのひとり暮らし3年目になる2018年1月~6月の日記を収録。 恒例の「アルバムページ」や「おまけレシピ」のほか、「スイセイごはん」も掲載。 シリーズ累計20万部を超える、高山なおみさんの人気日記エッセイシリーズ第9巻。神戸でのひとり暮らしの日々も馴染み、絵本の世界、新しい仕事に没頭して物語を紡ぐ日々。プライベートで沖縄を訪れたりご自身の著作に絵をつけて絵の展示販売をしたり、暮らしの基盤をもちながら生き生きとした日々を綴ります。 〈Yoriメモ〉 何でもない日常、続く日々、口にする食べ物が愛おしくなる一冊。ただの記録や感情を書き記したものでなく、「未来の自分に読んで楽しんでもらう日記」を、書いてみたくなりました。 ページ数:253 判型:B6
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岩とからあげをまちがえる|大前粟生
¥2,200
「えらい。ゴージャス。 みちこちゃんがいちばん天才。 だいじょうぶだよ。」 大前粟生、物語の世界を大疾走。 100の小説と絵からなる、最新書き下ろし超短編集。 ちょっと奇妙で賑やかなみんなの暮らしがここに。 著: 大前粟生(オオマエ アオ) 1992年生まれ。小説家。京都市在住。著書に短編小説集『のけものどもの』(惑星と口笛ブックス)、『回転草』『私と鰐と妹の部屋』(以上、書肆侃侃房)、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(河出書房新社)がある。 〈Yoriメモ〉 自由で軽やか。言葉が本の上で踊っているみたいで、感動などとは異なる不思議なあたたかさが心に残ります。 本を閉じたあと、世の中の見え方が変わってチカチカして見えました。あたらしいって良いなあ。 ページ数:214 判型:四六変形
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アイム Snapshots taken by homeless people.
¥2,310
Snapshots taken by homeless people. 日本初、ホームレス状態にある人たちがカメラで街を切り取った写真集 クラウドファンディングで600万円以上の支援を集めた話題のプロジェクトがついに書籍化! 彼らの世界をみる視点が、世界が彼らをみる視点に変化を与えることを願って。 ・河川敷で10年以上暮らす元建設業の男性 ・ネカフェ(インターネットカフェ)を転々とする元ホストの男性 ・教会に通う元引きこもりの女性 カメラを手にしたのは、年齢も性別も状況もさまざまなホームレス状態の人たち。巻末には1人ひとりのインタビューを収録。 〈Yoriメモ〉 私たちが見ている世界、抱える偏見、社会に蔓延る問題。そのうちのたった一つにスポットを当てた写真集。 この問題は、ただ一個人の問題ではない。ぜひ一度考えるきっかけにこの写真集を手に取ってほしいです。とにかく心からかっこいい… 詳細:https://wrl.co.jp/2022/04/18/im/ ページ数:224 判型:A4
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メロンと寸劇 食いしん坊エッセイ傑作選|向田邦子
¥1,870
SOLD OUT
誰もが懐かしくもホロリとする、向田邦子の食エッセイ。食べものと、それにまつわる人間を見事に描いた珠玉作品を厳選収録。「寺内貫太郎一家 2」から単行本未収録脚本も一本併録。 〈Yoriメモ〉 向田氏が過去に出した作品から、食べ物に纏わるエッセイを集めて一冊の本に。 本当に文章が軽やかでユーモアに溢れていて、自分の中でどんどん映像化されていきます。亡くなってから20年以上経つ今も尚愛されるのは必然の瑞々しさとセンスです。 ページ数:256 判型:四六変形
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生まれた時からアルデンテ|平野 紗季子
¥880
SOLD OUT
すべての幸福は食から始まる。世界一のレストランの殺気に満ちた食事に、味に表情がある学食のカレー。平和なフルーツサンド界を脅かす圧倒的存在や、想像力を逞しくさせる嫌いな味。スーパーマーケットの目を引く陳列に、真剣勝負のメニューなど、愛と希望と欲に満ちた、ミレニアル世代の傑作味覚エッセイ。解説・三浦哲哉 〈Yoriメモ〉 わたしは4〜5年前に放送されてたテレビ番組をきっかけに著者を知ったのですが、その時から彼女のことが頭から離れなくて、学校を休んでずっと録画を見ていました思い出があるのです… 著者の身体を通して語られる食への言葉は唯一無二で、何だかちょっと暗い。美味しい食事だけじゃない、鮮やかな著者の記憶を一緒に楽しんでほしいです。 ページ数:208 判型:文庫判
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自分自身を生きるには|牧野 森太郎
¥1,760
今、立ち止まって見直したい、森の聖人ソローとミューア、2人の言葉を集めた一冊。 独りの時間を愉しむ。自然の一部として生きる……。100年以上前の言葉が、今を生きる人の心にしんしんと降り注ぐ。『森の生活』が今なお語り継がれるヘンリー・ソローと、自然保護の父と呼ばれたジョン・ミューア。 アメリカナチュラリスト東西の雄が遺した言葉のかけらを丁寧に拾い集めました。 〈Yoriメモ〉 この数年で生活様式も一変したこともあり、きっと皆さんにも不安や焦りが日常的に蔓延していたと思います。そうやって何か大事なことを忘れてしまいそうな時、一度呼吸を整える意味でこの本を開いて欲しいなと思います。 ふと思い立った時にパラパラと見やすい構成になってるので1日の始まりや気分転換など、ちょこっと読書したい時にもおすすめです。 ページ数:192 判型:B6変型判
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よみがえる変態|星野源
¥660
SOLD OUT
とある人間が死の淵から帰ってきた。 ――ただいま!! エロも哲学も垣根なく綴った怒涛の3年間。 アルバム制作やライブ、ドラマ撮影に執筆。 やりたかったことは次々と仕事になったが、片時も休まる暇がない。 自分がなりたいと思う姿を追いかけるほどに消耗していく中、突然の病に襲われた。 ……まだ死ねない。 これから飛び上がるほど嬉しいことが起こるはずなんだ。 死の淵から蘇った3年間をエロも哲学も垣根なしに綴る。 《Yoriメモ》 死にかけた人の言葉の重さと軽やかさに背中を押される一冊。自分の楽しさを媒体に込められる人のカッコよさって、やっぱり良いなあと思うのです。 ページ数:196 判型:文庫判
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考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール|益田ミリ
¥1,540
SOLD OUT
ベストセラー『美しいものを見に行くツアーひとり参加』の著者が綴る、 「食べて」「「歩いて」「考える」フィンランドひとり旅の記録。 温かいコーヒーとシナモンロールを頬張りながら、通りを歩く人々をぼんやりと眺める。 そして考える。時間とか、人生とか、自分について。 1章 フィンランドの空の下で考えたこと 2章 未来から今を懐かしむ 3章 自分の直感を当てにして生きる イラストと写真満載の心が自由になる旅エッセイ。 《Yoriメモ》 更新中です… ページ数:196 判型:B6
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ほじくりストリートビュー ザ・フューチャー|能町みね子
¥1,760
未来にのこしたい、愛しき変な風景。 『散歩の達人』の人気連載「ほじくりストリートビュー」が単行本化! ストリートビューを眺めて見つけた変な地形、先がどうなっているのかわからない行き止まり、細すぎる道……。 そんな気になる場所に能町さんが実際に出かけ、地図の中から「ほじくる」ように実踏レポートしてきた数々のスポットをたっぷり紹介。 普通なら見過ごしてしまいそうな、日常のはざまのヘンテコな風景たちは、どこか愛おしい。未来にのこっていてほしい――。何気なく歩いている道も、能町さんの視点を借りたら新しい発見が見つかるかもしれない。 これはバーチャルとリアルを行き交う、「ほじくり」散歩の入門書なのだ! 《Yoriメモ》 「行きたいところを地図で見る」ではなく、「地図で見て行きたいところを決める」タイプの人は一定多数の人いると思うのですが、もう現代のシティー探検家と呼んでいいでしょうね。Googleの機能には頭が上がらないし、まずこんなふうに本気で街の隅っこを探りに行くことを仕事にしている大人に会えたこともなんか元気が出ると思いませんか。(失礼) ページ数:190 判型:A5判型
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