1/5

ちゃぶ台9 特集:書店、再び共有地

¥1,980 税込

残り1点

別途送料がかかります。送料を確認する

特集:書店、再び共有地

現代に生きる「共有地」たりうる本屋さんを渾身取材!!
〈Seesaw Books/ブックカフェ「フルハウス」/栞日/Antenna Books & Cafe ココシバ/ポルベニールブックストア/ブックハウスひびうた/毎日食堂 MAINICHI STORE/ウィー東城店/汽水空港/うなぎBOOKS 旧塚本邸〉

◎特集対談
平川克美×辻山良雄
「小商いをはじめたら、共有地ができてしまった———喫茶店店主と書店店主が語る」

*特集に寄せて
 社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――平川克美『共有地をつくる』

 この一文のあと平川さんは、「国家のものでもないし、『私』のものでもない」、「自分一人で生きてゆくのではなく、かといって誰かにもたれかかって生きているわけでもない場所」と共有地を定義づけます。たとえば、喫茶店、銭湯、居酒屋、縁側など。
 これを読んだときすぐに、間違いなく書店もそうだ、と直感しました。なぜなら、私たち(ミシマ社)は書店さんと日々、直取引をおこなうなかで、書店という場が読者、のみならず地域の人たちにとってどんどん「共有地化」しているのを感じていたからです。
 いえ、なにも急に起こった現象ではありません。むしろ逆で、かつてはほとんどすべての書店がそうだった。そして、一部はそうでなくなっていた。が、いま再び共有地となっている本屋さんが次々と現れている。同時にその姿はかつてと同じではない。つまり、強すぎる地縁や共同体意識などから解放されてある。
 かつてあった、ということは今もできるという裏返し。
 かつて、と違うかたちなのは、現代社会が希求するかたちへ変形したということ。
 現代の共有地はこうしたふたつの希望を抱えて現出してきつつあるのではないでしょうか。

 本特集では、現代に生きる共有地たりうる本屋さんを、普段よりお付き合いさせていただいているミシマ社の営業メンバーたちが取材しました。  
――本誌編集長 三島邦弘


〈Yoriメモ〉
ただの場所やビジネスじゃない「共有地」を、それぞれの言葉や理念を持って取り組まれている人たちの熱が直に伝わってくる特集です。何かを始めたい人や既に始めている方は絶対に見てほしい…
そして純粋に本屋紹介やエッセイ等もめちゃくちゃ楽しめる上にボリュームが凄くて胸が熱くなりました。

ページ数:208
判型:四六判変形

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (6)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥1,980 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品