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思いがけず利他|中島岳志

¥1,760 税込

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It’s automatic!?
誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。

東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著!
今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。
自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。



偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。
しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より

本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。
「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より

意思や利害計算や合理性の「そと」で、私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは?


《Yoriメモ》
今まで生きてきた中で、「利他」という言葉に焦点を当ててじっくり物事を考えたことはありませんでしたが、
今回この本を読んで、「利他」というテーマがこんなにも人間らしさや、他人との繋がり方を問う材料になり得るということに、がっちり心を掴まれてしまいました。
読んでいると、ひとつひとつ頭の中のピースを埋めていってくれるような感覚になり、ページを捲る手が止まりませんでした。すごく面白かったです。



ページ数:184
判型:四六判並製形

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