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おやときどきこども|鳥羽和人

¥1,760 税込

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「大人はデフォルトで絶望のくせに、子どもに希望を持てとかほんとダサいし。私はそもそも絶望してないから。私の言ってること、わからないでしょ。」

「正しさ」を手放したところから始まる、
新しい人間関係のあり方をリアルな事例とこれまでにない考察でつづる本。

福岡市のど真ん中で小中高生たち150余名の子どもたちと日々奮闘する著者が、
まさにいまの親子が抱えるリアルな問題を、子どもたち自身の生き生きとした語りを通して描き出します。

私たちはいつのまにか大人になる過程で、子どものころの私の声を失ってしまった。
だから、私はいま目の前にいる子どもと交われないんじゃないかな。

子どもの声を聞いて、もう一度、私の声を取り戻す。

この本には、そのための心で温めたいストーリーが詰まっています。


東浩紀さんの『ゲーム的リアリズムの誕生』、國分功一郎さんの『中動態の世界』、齋藤環さんの『オープンダイアローグとは何か』をはじめ、
平成から令和を代表する人文書を通して、現代の子どもや家族の問題を取り扱っていますので、取っつきにくい専門書の入門編としてもおすすめ。
現代思想を「実装」すると教育はこんなふうになるのか、という臨場感に溢れています。そして、子どもたちが紡ぎ出すストーリーの奥からは、
最果タヒ、米津玄師、マヒトゥ・ザ・ピーポーら、現代のアイコンたちの歌が響いてきます。


《Yoriメモ》
わたし自身は23歳でもう子どもではないし、でもまだ親ではないです。親と子の関係を話すとなると必然と「子」の立場になるわけですが、それでも子どもの立場だったころの気持ちはどんどん忘れていきます。学校での集団生活を経て、どんどん社会に足をすすめていくと、「こうであるべき」の波に流されて、忘れざるを得ない状況になり、自分の思いは丸くなっていきます。

この本は 子どもと、波に流されるまえの過去の自分と向き合うきっかけをくれる救済措置のような一冊なのかなとわたしは解釈しています。

ページ数:272
判型:四六変形ソフトカバー

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